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[保険シリーズ]預金金利が下がる中、預金金利が下がる中、貯蓄性高い生命保険はどう? 10/25更新

先日、香港の某銀行に行ったところ、熱心な担当者から生命保険の勧誘を受けました。私が保険ブローカーって知ってるでしょ?と思わず聞いてしまいました。でも彼女は、めげる事もなく生命保険の説明をしました。簡単に言うと、預金金利が下がってきているので、貯蓄性高い生命保険に切り替えたらお金が増えるという提案でした。結局断ったのですが、今回はこれを例にして解説します。
 
  1. 預金金利が下がっている中で、保険の利回りが良いのはなぜ?
 
   預金金利は短期金利です。生命保険会社の利回りは長期金利に影響されます。長期金利の指標である10年米国債は今でも2%以上の利回りがありますので、保険会社の運用利回りが3%~4%でも全く不思議ではありません。ちなみに、日本の10年国債は1%程度ですから、米ドル建ての保険商品が日本の商品の倍以上の運用利回りなのも当然です。
 
  2. なぜ銀行は熱心に保険を勧めるのか?
 
  預金金利が下がっている状況では、貸出金利も下がっています。当然お金を貸している銀行は受け取る貸出利息が減ります。不景気の時ですから、無理して貸し出しを増やせば、貸し倒れも増えて、ますます経営を圧迫する事になるでしょう。その時に好都合の物が生命保険です。お金を貸す先が減っていますから、多少預金額が減っても問題ありません。その預金を生命保険に切り替えれば販売手数料が手に入りますので、金利が下がった時には、特に有力な収入源になります。ですから、銀行のスタッフにインセンティブを与えるようなキャンペーンなどをして、積極的に保険販売を推進するのです。その結果、私に保険を勧めたような熱心な行員が増えるのです。「貯金して頂いても増えないから、お客様にもっと有利な提案」というのは口実で「貯金して頂いても稼げないから、保険に切り替えて稼がせて」が本音かと思います。
 
  3. 本当に良い商品
 
   悪い商品ではなかったと思います。しかし、以前からコラムでも書いていますが、「自分に合った商品」が一番良い商品だと思いますので、今回は違いました。預金との比較だけで非常に良いと勧められるので、その場では一見得なように感じてしまいますが、その場で入らないと2度と入れない商品ではありませんので、冷静に他の商品とも比較した方が良いですし、自分のライフプランに合っているかも検証した方が良いと思います。ちなみに、今回の商品を他社の商品と比べたら3、4番という感じでした。(最終的な利回りは、運用した結果で決まるのではっきりとした順位 を加入時に付けるのは難しいですが。)
 
  4. 私が断った理由
 
   私が保険ブローカーだからと言うのを除けば、以下の事が一番大きな理由です。2年後に子供の教育費で資金繰りが苦しくなるという話をした時に、「無問題、教育ローンもあるよ」との回答で、私の資金繰りを全く考えていない様子だったので、売る事しか考えていない事がはっきり分かりました。全体として加入時の事は考えていますが、出口(解約や満期などのお金を受け取る時)の事は全く考えていない様子だったところも引っ掛かりました。
 
   銀行で保険に入るのは、一見手軽に契約できて便利なようにも思っていましたが、逆に分かっている人以外は難しいと感じました。お客様の全体を見て提案をするのではなくて(残高を見て払えそうな額を提示してくるので惑わされるのですが)、その都度銀行が売りたい商品を勧めてくるので、買い手(お客様)側に知識があり、取捨選択がする事が大事だと思います。
 
 
    紹介文  中山祥一
    日本ファイナンシャル・プランナーズ協会認定ファイナンシャル・プランナー
    お問合せ TEL:2104-3131
    E-mail:snakayama@nni.ne.jp
    URL:www.nni.com.hk

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