日系法人様向け総合コンサルティング
日系法人様向け総合コンサルティング
文字サイズ   
初体験♪してしまいました。 10/7更新

 それは9月のまだまだ暑い日、昼まで惰眠をむさぼろうといつものように爆睡していると、早朝の10時(朝方に眠りにつく我が家にとっては早朝)に凄い勢いで自宅の扉がノックされる。だっだっダレ?寝ぼけ眼で「そ~っ」と扉を開けるとそこには政府の使いらしき方が。じゃじゃじゃじゃ~ん、人生初の「裁判所出頭命令」。日本でも裁判所に行った事なんてないよぉ~怖いよぉ~。なんて言っていられないので、これも経験、今回は裁判所はどんなとこ?をご紹介してみましょう。
   裁判所に呼び出しと言っても、男性を襲ったとか、食い逃げをしたわけではありません。今回、私が呼び出されてしまった理由は会社の税金申告書の提出が遅れたこと(報税表といいます)。取り掛かりが遅くて規定の期間に間に合わず、それでものんきに構えていたらこんな事態になってしまった!と後悔しても遅いので、前向きに出頭致しましょう。
   さて、呼び出し状と会社の代表委任状を握り締めた私、事前に裁判は「11:30開始」と書かれているのですが、ここでもワタクシ遅刻してしまいました、7分。ううっ、身に染み付いた香港タイム!しかし、私の裁判は同じ罪状の方々と一緒の法廷で到着順に行われ、私は11時37分に無事、法廷へ入室成功!ドラマでしか見たことのない法廷内部、ちゃんと被告人が座る「格子付」のボックスシートもありました。しかし、残念ながら私の案件では裁判官らはアマデウスのようなヅラはかぶっておらず。ちぇっ!本物、見たかったなぁ。(余談ですが一説によると、あのヅラはかなり高いというお話)
   なんて法廷内チェックをしていると先に到着した方々の裁判が進んでいきます。裁判といっても皆同じ罪状なので、一通りの尋問を型通り行うだけの簡単なもの。まず、「○○有限会社、~」と罪状に当るものが読み上げられている様子。全て広東語のためちょっと細かいところまではわからず。(英語でもわかりませんがね。日本語ならかろうじて理解できるかも....)そこで、間違いがなければ「間違いないです」とお返事。その後、この罪状についての細かい説明がされ、それが終わると裁判官から「間違いはないですか」と聞かれ、「間違いないです」と答えて、罪状認否は終了。そして、ここからは陳情の時間。裁判長に「なにか言っておきたいことはありますか?」と聞かれます。すると、「実は会社の経営が思わしくなく....」とか「うっかり忘れていて....」など、裁判官に向かって言い分けアピールタイムが始まります。これらのやり取りは基本的に広東語で、西洋人の人は英語で行っていますが、私はどちらの言葉もイマイチ。そんなことは言っていられないので、私より前の人を見てしっかり練習。その甲斐あってか、ある程度は無事にクリアできたのですが、陳情のセリフまでは真似できない。裁判長の「何か言っておきたいことは?」に対して私、「....無ァ(無い)。」その一言で法廷内に広がる白い空気。それまで全員が言い訳しているのに、私があんまり簡単に「ありません」っていったものだから?!
   さて、罪も認めたし、次はドキドキものの罰金額言い渡し。裁判長が「それでは罰金は2000ドル、本日払えますか?」と、言われても罰金額は事前に知らされていないので金額はまったく想像がつかず、もちろん、何千ドルの大金をいつも財布に入れている訳がない。日本の様に後日に払い込むのかと思いきや基本的に当日支払って帰るよう。2000ドルの現金なんて持ち歩いてない私は、「支払いにEPSは使えますか?」とマジ質問。裁判長、しら~。「使えるかどうか私は分かりません」。ああ、恥ずかしい。「ではEPSが使えなかった場合、何日以内に支払えますか?」と質問。現金さえ下ろせたらすぐにでも支払いができるのですが、またもやだらだらと振込みを忘れたら今度こそエラい事態になると考えた私、余裕を持って「2週間以内に!」と申し上げると、裁判長、「1週間以内にして下さい。」と。ハイ、ごめんなさい。ちょっと長い目に言ってみました。
   が、罰金の支払い窓口にはデカデカとEPS使用可能のステッカーが貼ってあり、当日、罰金の支払い終了後、これにて無事に一件落着~。海外で生活をするようになってから日本では経験することの無いことが起こり信じられない!と、友人にコボすと、その友人曰く「警察や裁判所のお世話になる人はみんなそう言っている。」という話。今回は罰金で済む自分自身のトラブルだったのですが、今後はいつ被害者、加害者になるか分からない海外での生活。日本で生活をしているより色々な可能性が広がる分、危険も多くなると肝に命じて生活せなばならないと気を引きしめた一件でした。
  (本文と写真は関係がありません)
  橋本フミカ著
    
    

メルマガ無料登録   |   広告掲載   ||   お問い合わせ   |   ご使用条件   |   プライバシー・ポリシー サイト運営:
Copyright © 2009 The hong kong. All rights reserved.